カテゴリ:星を待つ家( 2 )

渡辺篤史の建もの探訪 放映『星を待つ家』2

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こんにちは。久しぶりの投稿ですみません。

前回「星を待つ家」の1階についてご説明させていただきました。
今日は2階についてご説明していきたいと思います。
と、、、その前にご報告です。


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まだの方は是非お手にとって小さな家の魅力を感じて欲しいと思います。


それでは本題の「星を待つ家」の2階のご説明をしていきます。

「星を待つ家」は1,2階合わせて床面積87㎡。
この面積が小さいのか大きいのか、、、
いったい標準面積っていくつなのだろう、、、
とわからなくなっているのですが、
今まで小さな家を設計し、お住まいになられた皆さんの感想は
『思っていた以上に広い!!!』というものです。

大切なのは『豊かさ』を感じられるかどうかだと思います。
こんなに小さくても住むことが可能なんだ、、、という以上にそこが大切です。

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2階は子供室(将来家族が増えることも考えて2つに分けれるようにしてあります)
寝室(ご主人)、バスルーム、サニタリー、トイレで構成されています。
階段スペースに家族のための本棚が設けてあります。
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この本棚は「星屑の本棚」と名付けているのですが、
この家を建てている時の廃材で作られているのです。
材料費はかかっておりませんが大変手間がかかり
大工さんからは笑いながらですが
「もうやめてくれ」と言われております。
別の現場で私が自分のアート作品などに使うために廃材を漁ってたりすると、
またなにか企んでるんじゃないかと大工さんびびってたりします笑

よいところは廃材を使ってecoデザインをしていること
そして愛着が生まれるということです。
この本棚にはここを通るとなにか潜在意識を刺激してくれるんじゃないか、
という本や小物がセンスよく置いてあります。


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それからご主人のための寝室があります。
こちらには景色を大きく切り取ったようなピクチャーウインドウがあります。
大人にはひとりになる時間と場所はとても大切です。
こちらの家は夫婦ともに個室を持っています。
特にご主人のお部屋は旅館のように寛ぐことができる空間を意識して設計いたしました。

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最後にサニタリー空間です。
面積的には決して広くありませんが奥行きの浅い棚を壁面に配置し
リネンなどを置けるスペースをとりました。
オープン棚ですので使うものを厳選し、
できるだけ少なくして生活していらっしゃいます。
とてもスッキリしていて気持ちのいい空間になっています。

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屋根の形状に工夫して高さに変化をもたらせ、
それぞれの空間のつながりを保ちながら、
少し変化のある小部屋をつくり
毎日の生活に飽きのこない工夫をしています。
空間に変化があることは脳への刺激にもなります。

小さな家の魅力、少しでも伝わると嬉しいです。
いつもブログを読んでくれてありがとう。

それではまた近いうちに。



大塚泰子

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by noanoa_labo | 2018-10-11 21:28 | 星を待つ家 | Comments(0)

渡辺篤史の建もの探訪 放映『星を待つ家』1

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時折吹く風にもう秋の気配を感じますね。
最高温度30度を超えないと涼しいと感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日「渡辺篤史の建もの探訪」にて放映されました『星を待つ家』について少しお話したいと思います。

渡辺篤史の建もの探訪

こちらはまだHP上にも写真をアップしてないのですが、
少しツイートアップしていますので、
ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません。昨年にはオープンハウスもさせていただきました。

この住宅は旗竿アプローチの小さな敷地に計画されました。
周辺は分譲建売住宅が建ち並んでいます。
その間を抜ける25Mもある細い通路の向こう側に家を建てることとなります。

この敷地の最大の魅力はその奥の森に接していることでした。

森の力強さと空の美しさをこの小さな家が保有し、静かな生活を楽しむことができるような家にしたいという思いで設計しました。
この家のタイトルもそういったところから生まれています。

道路側はわずか2Mほどしか家がみえません。
そこでこの2Mから見える家の表情(ファサード)はシンプルでありながら、家の中への期待感が生まれるようなデザインを考えました。
また長いアプローチ空間は単調にならないよう『小道』を演出したいと思いました。
この長いアプローチをどのようにつくるかで家の持つ雰囲気は一気に変わります。
無駄と思われがちなこういう余白の部分を活かし、大切に扱わなくてはならないと思っています。
私がテーマにしている敷地全体を家として考える、ということはこういうところにも通じてると思います。

玄関扉を開けると向こう側の森が見えるように設計しました。
玄関土間には螺旋階段を設置し吹き抜け空間をつくり抜け感をつくっています。
そして敷地形状が下がっていたので玄関からはできるだけ地形を崩さないように数段下がっていきます。
外のアプローチと同じように室内にも森につながる小道をつくっています。
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LDKはバルコニーと森につながっています。
できる限り広い開口部をつくり森の力強さ、神秘性などを暮らしの中で感受できるようにしたいと考えました。
またLDKと隣接する3畳ほどの畳スペースを中段につくりました。リビングと玄関の中段に設け目線の高さを変えることや、
少し囲まれた空間からこの森を眺めるということをできるようにしました。
またこのスペースにをつくることで1階をフレキシブルに回遊できるようにしてあります。


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1階はこんな感じです。
話しが長くなってしまうので2階はまた後日に。


いつも読んでくれてありがとう。

大塚泰子

☆お陰様で拙著『小さな家のつくり方』世界で1万部突破。
ありがとうございます!!





by noanoa_labo | 2018-08-18 13:05 | 星を待つ家 | Comments(0)

建築家大塚泰子の建築・家・暮らし・アート のこと


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