渡辺篤史の建もの探訪 放映『星を待つ家』1

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時折吹く風にもう秋の気配を感じますね。
最高温度30度を超えないと涼しいと感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日「渡辺篤史の建もの探訪」にて放映されました『星を待つ家』について少しお話したいと思います。

渡辺篤史の建もの探訪

こちらはまだHP上にも写真をアップしてないのですが、
少しツイートアップしていますので、
ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません。昨年にはオープンハウスもさせていただきました。

この住宅は旗竿アプローチの小さな敷地に計画されました。
周辺は分譲建売住宅が建ち並んでいます。
その間を抜ける25Mもある細い通路の向こう側に家を建てることとなります。

この敷地の最大の魅力はその奥の森に接していることでした。

森の力強さと空の美しさをこの小さな家が保有し、静かな生活を楽しむことができるような家にしたいという思いで設計しました。
この家のタイトルもそういったところから生まれています。

道路側はわずか2Mほどしか家がみえません。
そこでこの2Mから見える家の表情(ファサード)はシンプルでありながら、家の中への期待感が生まれるようなデザインを考えました。
また長いアプローチ空間は単調にならないよう『小道』を演出したいと思いました。
この長いアプローチをどのようにつくるかで家の持つ雰囲気は一気に変わります。
無駄と思われがちなこういう余白の部分を活かし、大切に扱わなくてはならないと思っています。
私がテーマにしている敷地全体を家として考える、ということはこういうところにも通じてると思います。

玄関扉を開けると向こう側の森が見えるように設計しました。
玄関土間には螺旋階段を設置し吹き抜け空間をつくり抜け感をつくっています。
そして敷地形状が下がっていたので玄関からはできるだけ地形を崩さないように数段下がっていきます。
外のアプローチと同じように室内にも森につながる小道をつくっています。
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LDKはバルコニーと森につながっています。
できる限り広い開口部をつくり森の力強さ、神秘性などを暮らしの中で感受できるようにしたいと考えました。
またLDKと隣接する3畳ほどの畳スペースを中段につくりました。リビングと玄関の中段に設け目線の高さを変えることや、
少し囲まれた空間からこの森を眺めるということをできるようにしました。
またこのスペースにをつくることで1階をフレキシブルに回遊できるようにしてあります。


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1階はこんな感じです。
話しが長くなってしまうので2階はまた後日に。


いつも読んでくれてありがとう。

大塚泰子

☆お陰様で拙著『小さな家のつくり方』世界で1万部突破。
ありがとうございます!!





by noanoa_labo | 2018-08-18 13:05 | 星を待つ家 | Comments(0)

ノアノア空間工房のメインスタッフ「こやす」。建築法令集を枕にして寝る


by noanoa_labo
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