鳥と一緒に食事する

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こんにちは。
もうすっかり春でこれからの季節はワクワクが止まりません。
桜が咲き始めたり、色んな場所で新芽を目にすることが多くなりました。
街でみかける人たちも着るものが身軽になり足取りも軽く表情も柔らかい。
これから新学期を迎えたり、新社会人となる皆さんにとっては尚更のこと、
新しい環境にワクワクどきどきする素敵な季節ですね。

先日アトリエのバルコニーにつがいのヒヨドリが来てくれてました。
餌を探していたようでしたがなかったのですぐに行ってしまいましたが
ほっぺの赤が可愛らしく、1分くらい観察をして楽しみました。
今度は餌を置いておこうと思いました。
樹がないと来てくれないので、どんなに小さな家でも草木が必要ではありますが、
どんな家でも鳥の餌台を設置すれば来てくれるかもしれません。

私がいま設計したいなあと思っているのは
ダイニングの窓際に餌台を設置して一緒に食事を楽しむ、という空間です。
もちろん大きな樹も必要です。
観察したり鳥と一緒に食事ができる時間や空間は豊かだと思うのです。
お金で買えない豊かな場所や時間を家づくりに取り込むことを忘れてはいけません。

確かに家をつくるにはお金がかかるのだけど
あまりモノにこだわってしまうと、「豊かさ」はいつまでたっても手に入らない気がします。
「豊かな場所をつくる」には何が大切で、何が必要か、、、

窓をあけて春の陽気を取り込んで、素敵なイメージを。

大塚泰子

著書『小さな家のつくり方』草思社
売り切れ中でしたが増刷しAmazonで購入できるようになりました。


by noanoa_labo | 2018-03-16 12:58 | デザインの泉 | Comments(0)

建築家大塚泰子の建築・家・暮らし・アート のこと


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