現場監督 谷さん

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ご存知の通り今工事中の「k-House」は、私の新築処女作です。
今のところ現場は本当にうまくいっていて、
たくさんの人達に支えられていること、本当に感謝しています。

私が前のアトリエで働いていたとき、
「いつか独立して仕事をするとき、現場監督はこの人に御願いしたい」と
思っていた人が2名いました。
そのうちの一人が吉野建設の谷さん。
谷さんが現場監督に入ってくれることになったときは本当に嬉しかった。

谷さんは沢山の難しい名建築をこなしてきて、
建築家の中でもご指名が多く、今では引っぱりダコの存在。
こんなスペシャルな谷さんが決しておいしい仕事ではないうちの仕事を請けてくれたのは
私のしつこいプロポーズだけではなく、
まだ建築ヨチヨチ歩きの私をなんとかしてやらなくては・・・という
損得ではない感情があったに違いないのです。(私が言うのもなんですが。)

私にとって何よりも大切なクライアントがいること。
私の使命は限られた予算と時間の中で、
そのクライアントのためにいい建築を造らなくてはならないということ。
そんな私の立場を理解し協力してくれる業者は意外と少ない。
そんな建築業界の中で吉野建設さんや谷さん、月造の月森さんに出会ったこと、
一緒に仕事ができることが嬉しくて楽しい。
建築家と施工者、クライアント、それぞれ違った立場を理解しながら、
一つの大きなものをつくっていくという意識が大切なんだと思う。

建築は楽しい。
by noanoa_labo | 2006-03-23 03:42 | Comments(0)

建築家大塚泰子の建築・家・暮らし・アート のこと


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