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こんにちは。久しぶりの投稿ですみません。

前回「星を待つ家」の1階についてご説明させていただきました。
今日は2階についてご説明していきたいと思います。
と、、、その前にご報告です。


大塚泰子著『小さな家のつくり方』(草思社)の増版が決定しました!
初版がちょうど2年前で今回増版することで世界で12000部の出版となります。
ありがとうございます!!
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まだの方は是非お手にとって小さな家の魅力を感じて欲しいと思います。


それでは本題の「星を待つ家」の2階のご説明をしていきます。

「星を待つ家」は1,2階合わせて床面積87㎡。
この面積が小さいのか大きいのか、、、
いったい標準面積っていくつなのだろう、、、
とわからなくなっているのですが、
今まで小さな家を設計し、お住まいになられた皆さんの感想は
『思っていた以上に広い!!!』というものです。

大切なのは『豊かさ』を感じられるかどうかだと思います。
こんなに小さくても住むことが可能なんだ、、、という以上にそこが大切です。

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2階は子供室(将来家族が増えることも考えて2つに分けれるようにしてあります)
寝室(ご主人)、バスルーム、サニタリー、トイレで構成されています。
階段スペースに家族のための本棚が設けてあります。
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この本棚は「星屑の本棚」と名付けているのですが、
この家を建てている時の廃材で作られているのです。
材料費はかかっておりませんが大変手間がかかり
大工さんからは笑いながらですが
「もうやめてくれ」と言われております。
別の現場で私が自分のアート作品などに使うために廃材を漁ってたりすると、
またなにか企んでるんじゃないかと大工さんびびってたりします笑

よいところは廃材を使ってecoデザインをしていること
そして愛着が生まれるということです。
この本棚にはここを通るとなにか潜在意識を刺激してくれるんじゃないか、
という本や小物がセンスよく置いてあります。


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それからご主人のための寝室があります。
こちらには景色を大きく切り取ったようなピクチャーウインドウがあります。
大人にはひとりになる時間と場所はとても大切です。
こちらの家は夫婦ともに個室を持っています。
特にご主人のお部屋は旅館のように寛ぐことができる空間を意識して設計いたしました。

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最後にサニタリー空間です。
面積的には決して広くありませんが奥行きの浅い棚を壁面に配置し
リネンなどを置けるスペースをとりました。
オープン棚ですので使うものを厳選し、
できるだけ少なくして生活していらっしゃいます。
とてもスッキリしていて気持ちのいい空間になっています。

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屋根の形状に工夫して高さに変化をもたらせ、
それぞれの空間のつながりを保ちながら、
少し変化のある小部屋をつくり
毎日の生活に飽きのこない工夫をしています。
空間に変化があることは脳への刺激にもなります。

小さな家の魅力、少しでも伝わると嬉しいです。
いつもブログを読んでくれてありがとう。

それではまた近いうちに。



大塚泰子

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# by noanoa_labo | 2018-10-11 21:28 | 星を待つ家 | Comments(0)
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時折吹く風にもう秋の気配を感じますね。
最高温度30度を超えないと涼しいと感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日「渡辺篤史の建もの探訪」にて放映されました『星を待つ家』について少しお話したいと思います。

渡辺篤史の建もの探訪

こちらはまだHP上にも写真をアップしてないのですが、
少しツイートアップしていますので、
ご存知のかたもいらっしゃるかもしれません。昨年にはオープンハウスもさせていただきました。

この住宅は旗竿アプローチの小さな敷地に計画されました。
周辺は分譲建売住宅が建ち並んでいます。
その間を抜ける25Mもある細い通路の向こう側に家を建てることとなります。

この敷地の最大の魅力はその奥の森に接していることでした。

森の力強さと空の美しさをこの小さな家が保有し、静かな生活を楽しむことができるような家にしたいという思いで設計しました。
この家のタイトルもそういったところから生まれています。

道路側はわずか2Mほどしか家がみえません。
そこでこの2Mから見える家の表情(ファサード)はシンプルでありながら、家の中への期待感が生まれるようなデザインを考えました。
また長いアプローチ空間は単調にならないよう『小道』を演出したいと思いました。
この長いアプローチをどのようにつくるかで家の持つ雰囲気は一気に変わります。
無駄と思われがちなこういう余白の部分を活かし、大切に扱わなくてはならないと思っています。
私がテーマにしている敷地全体を家として考える、ということはこういうところにも通じてると思います。

玄関扉を開けると向こう側の森が見えるように設計しました。
玄関土間には螺旋階段を設置し吹き抜け空間をつくり抜け感をつくっています。
そして敷地形状が下がっていたので玄関からはできるだけ地形を崩さないように数段下がっていきます。
外のアプローチと同じように室内にも森につながる小道をつくっています。
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LDKはバルコニーと森につながっています。
できる限り広い開口部をつくり森の力強さ、神秘性などを暮らしの中で感受できるようにしたいと考えました。
またLDKと隣接する3畳ほどの畳スペースを中段につくりました。リビングと玄関の中段に設け目線の高さを変えることや、
少し囲まれた空間からこの森を眺めるということをできるようにしました。
またこのスペースにをつくることで1階をフレキシブルに回遊できるようにしてあります。


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1階はこんな感じです。
話しが長くなってしまうので2階はまた後日に。


いつも読んでくれてありがとう。

大塚泰子

☆お陰様で拙著『小さな家のつくり方』世界で1万部突破。
ありがとうございます!!





# by noanoa_labo | 2018-08-18 13:05 | 星を待つ家 | Comments(0)
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みなさん、こんばんは。
久しぶりのブログアップです。

今日は『未明02』で発表した作品「あたらしい空白 2」~振り返るためのシークエンス~についてお話したいと思います。
先日、日本大学芸術学部デザイン学科のトークイベントでお話した内容でもあります。

この作品は8ヶ月ほど熟考してやっと完成したわたしの大切な作品のひとつです。
はじめは廊下って何だろう、というところからスタートしたのですが、
その奥の深いことといったら、、、今でもまだ入り口にいる感じなのですが
廊下について相当熟考しております。

『未明』(未明編集室)はポエジィとアートを連絡する叢書ですが、
編集をされている外間隆史さんからは詩的な部分でかなり厳しいチェックと批評をうけました。
建築がポエジィを発する作品に昇華するために乗り越えなくてはならない壁でした。
いくつもの試作をつくりました。とても苦しい修行のような経験を経てわたし自身大きく成長したと思っています。
このような機会をいただくことでその後の設計活動にも大きく影響をうけていて感謝するばかり。
今後のアートワークや建築設計に大きく影響していくと思ってますし、すでにその影響を感じています。

発表したこの建築作品がどういうものか概略を説明しますと
鳥居のような門型フレームを大から小へグラデーションに108本並べて通路のような空間を創るというものです。
足跡のように微細にズレを生じさせながら門型フレームを配置します。
シークエンスとは連続性を意味しますが、
このズレを生じさせながらシークエンスをつくることで
光や風の微細なズレをあえてつくり出します。
この通路はどこにも同じ空間・時間がないことを意味し、それはとても重要です。
時間軸をずらし錯覚をつくることを目的としています。
人生は長くも短くもあり振り返ることで未来をつくる、、、
このシークエンスは曖昧性をも表現しており、不確かな現実、脳内を表現しています。
かなり内的求心的な建築を目指しました。

私たちを取り巻く社会や人生そのものは矛盾に満ちています。
それでもそういった先の見えない空間の中で私たちは活路を見いだし人生を歩んでいます。
だからとても大変だし苦労もします。
でも人は一輪の花や風の運ぶ音や匂い淡い恋などに出くわし、
毎日似ているようで全くあたらしい経験を重ね心を揺さぶりながら人生を綴ります。
もし矛盾や錯覚もない計算可能な人生だったらきっと全然面白くないですよね。
微細なズレや予測不能な人生だから私たちは生きていられるのかもしれません。

『未明02』ではそんなことを表現したく作品にしてみました。
他の作家の作品も力がはいっています。素晴らしい作品ばかりです。
こうしている今もなお、さまよい悩める素晴らしいアーティスト達と同じ時代を生きていることがとっても嬉しいです。
是非お手にとってご覧いただきたいと思います。ひとつでも心に残る何かがあれば人生儲けもんです。

『未明02』(版元:イニュニック、編集:未明編集室)


*上記『title』さんをご紹介しますが、素敵だな、と思える本屋でたいてい手に入ります。

ピンときたら手遅れになる前に是非お手もとに。ちなみに『未明01』は完売です。

おかげさまで『小さな家のつくり方』全世界で1万1千部突破しました。←大げさですが出版社がこのように表現したので(^_^;)
『小さな家のつくり方』(草思社)こちらも合わせてどうぞ

大塚泰子


# by noanoa_labo | 2018-07-02 23:32 | 未明 | Comments(0)

鳥と一緒に食事する

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こんにちは。
もうすっかり春でこれからの季節はワクワクが止まりません。
桜が咲き始めたり、色んな場所で新芽を目にすることが多くなりました。
街でみかける人たちも着るものが身軽になり足取りも軽く表情も柔らかい。
これから新学期を迎えたり、新社会人となる皆さんにとっては尚更のこと、
新しい環境にワクワクどきどきする素敵な季節ですね。

先日アトリエのバルコニーにつがいのヒヨドリが来てくれてました。
餌を探していたようでしたがなかったのですぐに行ってしまいましたが
ほっぺの赤が可愛らしく、1分くらい観察をして楽しみました。
今度は餌を置いておこうと思いました。
樹がないと来てくれないので、どんなに小さな家でも草木が必要ではありますが、
どんな家でも鳥の餌台を設置すれば来てくれるかもしれません。

私がいま設計したいなあと思っているのは
ダイニングの窓際に餌台を設置して一緒に食事を楽しむ、という空間です。
もちろん大きな樹も必要です。
観察したり鳥と一緒に食事ができる時間や空間は豊かだと思うのです。
お金で買えない豊かな場所や時間を家づくりに取り込むことを忘れてはいけません。

確かに家をつくるにはお金がかかるのだけど
あまりモノにこだわってしまうと、「豊かさ」はいつまでたっても手に入らない気がします。
「豊かな場所をつくる」には何が大切で、何が必要か、、、

窓をあけて春の陽気を取り込んで、素敵なイメージを。

大塚泰子

著書『小さな家のつくり方』草思社
売り切れ中でしたが増刷しAmazonで購入できるようになりました。


# by noanoa_labo | 2018-03-16 12:58 | デザインの泉 | Comments(0)
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こんにちは。
めっきり寒くなり冬の到来ももう間近ですね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

さて、私の著書『小さな家のつくり方』(草思社)を出版させていただいてからちょうど1年が経ちました。

おかげ様でたくさんの方に手にとって頂き本当にありがとうございます。
オープンハウスや無料相談時には「本を読みました~」と言ってくれる方が多くとても嬉しいです。
先程Amazonの売れ筋ランキング(住宅建築・家づくり部門)をみたところナント12位でした!
出版してから1年経っているのですが、こうしてコツコツと皆さんの手に渡っているかと思うと
なんだかジーーンときてしまいます。少しでもお役にたってくれたら本望です。

本の内容は「固定観念を外して家づくりをする」という思想と実用を交えながらまとめてあります。
固定観念を外すということに素敵な空間の秘訣が隠されていると思っているのです。
さらに感性のスパイスを少し取り入れながら設計していくといいと思います。

「小さな家」をつくればつくるほど、その魅力は増すばかり、、、
現在取り組んでいる大きい家も小さい家も、出来る限りの愛情を注ぎ込んで設計していきたいと思っています。

ブログを始めてもうすぐ12年。
訪問者10万人を突破しました!
皆さん、どうもありがとう!!!
最近はツイッターでのつぶやきが多くてここで記事を書くことが少なくなってしまいましたが
沢山お話したいときはこちらで書き込みいたしますので、気が向いたときに読んでもらえたら嬉しいです。

大塚泰子

ツイッターはこっち↓





# by noanoa_labo | 2017-10-30 23:24 | 小さな家を成功させる法則 | Comments(0)

ノアノア空間工房のメインスタッフ「こやす」。建築法令集を枕にして寝る


by noanoa_labo
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