いよいよ旅も後半戦に入りました。
バルセロナは2度目となります。
前回行った時は時間がなくてざーっと一通り見ただけ感じでしたので
今回はじっくりガウディを見ようと決めていました。
CASA BRUTUSで井上雄彦とガウディの特集もすごく面白く
六本木ヒルズに展示会も見に行ったのでガウディを建築家というより、
1人の人間としてみるのがとても新鮮でした。

写真は私の気になるところを載せています。


f0039406_15414016.jpg




































f0039406_15415059.jpg





































f0039406_15414759.jpg






















f0039406_15415383.jpg





















サグラダ・ファミリアは地下鉄降りると塔がそびえ立っているのが見えて
「こんなに迫力あったのか、、、」と、とっても新鮮でした。
早速EVで上まで上がるとすごい風。。。。。
すごく高くてクラクラするのですが、
私を除く女子大生4人はきゃっきゃっと眩しいほどにはしゃいでおりました。
演技でもいい、私もきゃっきゃっ!したいと思うのですが

「今ここで地震がきたら確実に死んじゃうんだろうな」とか
「壁に寄りかかった時にちょうどここだけ未完成で壁ごと落ちたりして」

つまらない妄想をしてキャッキャッどころか建築どころじゃありません。

「みんなホント良く平気だね」と言うと

さらに身を半分ほど乗り出し、
得意げに垂直下にカメラを向けてパシャパシャ撮っているのでした。


完全に敗北です。



f0039406_15420170.jpg






































f0039406_15420458.jpg




































さて、サグラダファミリアの内部に入ると
緊張感と安堵感と何とも複雑な気持ちになりました。とても気持ちがいい。

建築現場に携わった人たちが心をこめて作り上げていくものには
絶対にその魂が空間に宿るんだ、ということを思いました。
ガウディはそのことを知っていて、職人をいつも労っていました。
職人達の気持ちがピュアであることが大切だと思っていたに違いないと思います。
そしてガウディもそうであったはずです。晩年彼は人生の全てをこの教会に架けていました。


私が思うのは現代社会がどんな風に変わったとしても
人の心を動かすのは人の力や想いであり
どんなに便利な世の中になったとしても
相変わらず建築は人の手によって、人の思想によって作られる、ということ。



f0039406_15422646.jpg





















f0039406_15422951.jpg











































f0039406_15423756.jpg























f0039406_15423408.jpg



















ガウディのその情熱はこうして建築に受け継がれ
携わる人、訪れる人たちに勇気と希望を与えてくれます。
本当にすごいとしか言いようがないのだけど
ガウディだって人間、私だって人間ですから頑張ればもっともっといいものが作れるはず。
まだまだ情熱が足りないんだろうな~と打ちひしがれるのでした。
努力というか情熱というか、そういったものがまだまだ足りないんだ、と思いました。





f0039406_15421816.jpg



































ところで
ガウディ建築カサミラの反対側に伊東豊雄の設計したビルがあります。
賛否両論あるかと思いますが、
今だからこれ!という現代の建築を象徴しているデザインで私は好きです。
ガウディ建築を意識したデザインでした。
路地裏のナッツ類を売る老舗店主も伊藤豊雄を知っていて絶賛していたことにも驚きました。
一般市民もアートや建築に相当興味があるようでレベルが高い。
日本もがんばらないといけないね。

グエル公園も本当に楽しく見どころいっぱいです。


f0039406_15425670.jpg






















f0039406_15425479.jpg






































そうそう、帰国時にやはり時間がなくなり大慌てをしました。

時間配分ちゃんとしていたはずなのですが、
荷物の整理やら上手くいかない携帯での飛行機チェックイン等で時間がかかり
空港へ向かう計画時間を大幅に遅れてしまったのです。
ここでタクシーを使えば楽勝なのでしょうが、
やはり貧乏症の私、いえ、女子大生をたくましくしなくてはならない、という使命感から
地下鉄、鉄道を乗継行くことを決行しました。
スーツケース2個になってしまった子もいて可哀想だったのですが
これを乗り越えてこそ一人前、とガラガラと行くのでした。

更に鉄道に乗り換えるとき、チケットの購入に戸惑い時間がかかってしまいました。
すると浮浪者っぽいおじさんが突然横入りして、買い方を教えてくれ始めました。
うまく買うことができSMILEでお礼をいうと、チップ!チップ!と言い出しました。
確か1ユーロ、と言ってました。私、相手からお願いされるチップほど嫌いなものはございません。
そこでまた値引き、60セントユーロOK?と言うと、本当に渋々手に取るおじさん、、、という。。。
考えて見れば教えてくれて回数券を買うことで
安く買えたのだから1ユーロのチップ位はあげても良かったのです。

頑なにタクシー使わなかったり、懐の狭い値引き交渉、、、、
彼氏だったらすんごい嫌われます。愛がいっきに冷めることでしょう。
全ては若かりし頃の貧乏旅行のせいなのであります。
男性諸君、気をつけようね。


ただですね、その後振り返っておじさんをみるとまた旅行者に教えてる、、、
うまくやってるんですね。良かった。




f0039406_15431869.jpg




















f0039406_15424905.jpg




















f0039406_15431032.jpg























f0039406_15421677.jpg





















f0039406_15431455.jpg






















ということで
バルセロナではガウディ三昧、夜は美味しいもの昼間はジェラートを良く食べました。
学生達も実り多い旅行だったようで
帰り羽田空港では彼女たちのイキイキとした笑顔が輝いていて素敵でした。

沢山書きたいことがありすぎて
このまま書いていると方向性を見失いそうなので
今回の旅についてはこの辺でおしまい。

このような機会をくださった大妻大学のO先生、
ドジな私を仲間として行動を共にしてくれた愛しい女子大生4名に
心から感謝申し上げます。本当にどうもありがとう。


f0039406_15430409.jpg


















大塚泰子



by noanoa_labo | 2015-09-26 16:33 | noanoa あれこれ | Comments(0)

9月に入り秋の気配がしてきましたね。
あんなに暑い暑いと騒いでいても秋の到来を感じると少し寂しくなります。

先日、表題にあるように研修旅行に行ってきました。
大妻女子大学の生徒4名に同行して建築を見る旅だったのですが、
私はガイド役ではなく、
困った時はお互いに助けあおうね、、、
という引率とは程遠いフレンドリー色の強い旅でした。

この形態での旅メリットとしては
女子大生がとてもたくましく成長して帰国できたことでしょうか←正当化しております
自分たちで道順やメトロ乗り換え等考えて知らない街を歩けたということが
自信につながったと言ってました。
今度は1人でも行けるとも、言っておりました。
素晴らしいことです。
帰国時にみんなが一回り大きく見えたのは、
異国の美味しい料理を食べ過ぎたからではなかったのです。


さてさて本題ですが
ポルトガル・スペインについて全部お話すると長くなってしまうので
前編後編に分けてお話したいと思います。
f0039406_15220517.jpg

ポルトガルのリスボン空港に降り立ち、すぐにでもホテルにチェックインしたいところを
時間節約のために5人でスーツケースをガラガラと引きながらアルウァロ・シザのパビリオンを見に行きました。
このパビリオンのあるオリエンテ駅も有名な構造の方が設計したようで細い小枝のような骨組みで組んでいて葉っぱの葉脈部分みたいな印象です。
また駅周辺も近代的な建物が建っていて駅そのものも独創的で初めての空間体験にワクワクしながらパビリオンに向かいました。

f0039406_15254472.jpg



f0039406_15252125.jpg




少しガラガラと荷物をひきながら探し歩いていたらババーーンと現れましたよ、シザのパビリオン。

f0039406_15241678.jpg




f0039406_15243691.jpg





f0039406_15244686.jpg



海と空の間にかけられた大きな白い布。

その屋根はあまりにもダイナミックかつシンプル。

圧巻で言葉がでませんでした。
端部は上の写真のように鉄筋だけで支えているようでして
構造的に信じられない。
そして、その周りの建物もシザらしく
端正で静かに場を主張しているようでした。



次の日はリスボンの旧市街を練り歩きました。
トラム(市電)が細い路地を走っていて風情があります。
坂が多く道を間違えると大変なことになります。目指すはサン・ジョルジェ城。




f0039406_15333125.jpg



f0039406_15311852.jpg



f0039406_15323755.jpg



f0039406_15324944.jpg



f0039406_15320036.jpg



f0039406_15322108.jpg



f0039406_15333444.jpg



f0039406_15351036.jpg



サン・ジョルジェ城は岡の上に建っているのだけど
近づくにつれお城が見えなくなり疲労もマックス。
あってるのか間違っているのかよくわからないまま
上り坂を登るというリスクはまるで人生そのもの、

それでもどういうわけか
方向さえ間違えなければ必ずたどりつくのですよ。
旅というのはこれくらいでいいのだと持論があります。
人生もしかり、、と言ってもいいのかわかりませんが、
私は同じようでありたいです。

話がそれましたが、
近くに城が見えた時のみんなの顔の輝きようと言ったら。。。
目標を成し遂げた勇者のようでして。
とはいうものの城周辺で可愛いお土産屋さんを見るやいなや、
目を輝かせてお土産をちょこっと買うところは女子であります。

私もこの歳、わずかに残る女子力にて、
ポルトガルの可愛い小物達に誘惑されるがまま買ってしまうのでした。

このお城の中はというと、古い城壁がとてもシンプルで景色もよく
思った以上に良かったです。
お城ってちょっと苦手なんですが、
ランドスケープ的にもすごく勉強になりました。


f0039406_15364352.jpg



じっくり見学をして城を出たころすでに2時を回っていて
もうみんなお腹がすいてヘトヘトでした。
道に迷って全く道がわからなくなり、
食堂のある市街地までトゥクトゥクで行こうかとなりました。

2台で10ユーロというトゥクトゥクお兄さんはお昼寝中でした。
こんなところで私、若かりし貧乏旅行の名残なのか、
トゥクトゥクは値引き交渉するもの、
という野心がむくむくと出てまいりまして、、、
頼りにならないガイド、値引き交渉を成功させ大手柄!と
思われたい衝動にかられました。

とはいえ、ここはポルトガル。ヨーロッパの観光地です。

華麗なる値引き交渉のはずが、難航したのはいうまでもありません。

トゥクトゥクお兄さんには
「は?何言ってんだよ、このおばちゃん。値引きとかありえないだろ、
値段は決まってるの、1人2ユーロ(280円位)なんだよ、笑っちゃうぜ」

と言わんばかりに含みのある苦笑いをされたので、
学生に「値引きしてくれないけど2ユーロって高くない?大丈夫?」と伺うと
みんなはキョトンとしていて、

「別に2ユーロなら問題ないけど、、、?」みたいな。

「あ~ここはインドやバンコクじゃないんだ、貧乏学生ではないんだ、、、」と
我に帰ったのでした。
トゥクトゥクお兄さんには、さぞかし、
「ちょードケチなおばちゃんが1人だけいる謎の少女団」に思えたでしょう。
今思うとホント恥ずかしいのであります。



f0039406_15373422.jpg



f0039406_15360675.jpg




f0039406_15375372.jpg



f0039406_15374705.jpg





リスボンからポルトへ汽車で移動。
ポルトはリスボンよりもっと古い街並みが残っていて歩いているだけでもワクワクしてきます。
ポルトでは建物のサッシとベランダ部分がとっても美しく思えました。

最近の日本の都市部ではプライベートを気にするあまり、街に閉鎖的な住宅をつくりがちですが
ここポルトでは全く気にすることなく素敵な窓をつくっていました。扉は内開きです。
ようするに部屋の中に光が欲しいわけです。そして街並みのことも配慮して設計しているので街全体が美しいのです。




f0039406_15420634.jpg



f0039406_15425574.jpg




f0039406_15424985.jpg





f0039406_15405904.jpg




f0039406_15412351.jpg





こんな近代的なショップも。オリーブの木が植えてあり素敵なのです。



f0039406_15400060.jpg





f0039406_15401061.jpg




f0039406_15415789.jpg



f0039406_15403146.jpg




f0039406_15382421.jpg



最終日の夜、哀愁ただようファドを聞きながらポルトワインを飲み食事をし、
天使がモチーフのジェラート屋さんでお花のような可愛くて美味しいジェラートを食べました。
古い街並みが美しく見るもの全てが新鮮で、美味しいものに腹は満たされ、全員がポルトガル大好きになりました。



f0039406_15482427.jpg



f0039406_15392849.jpg




次の日、シザの設計した美術館へ。
美しすぎると評されているこの美術館、
シザがどんなところに仕掛けをつくっているのか、とても興味がありました。

こんな風に見えることをきちんと想像した上で設計しているのだろうか、、、と思うほど
斜めのラインが出てきたりするのだけど、とてもシンプルなラインで構成されていて
光の入れ方、勉強になりました。



f0039406_15465319.jpg



f0039406_15465825.jpg




f0039406_15462609.jpg






その後、飛行場に行くまで時間があるので観光しようと市街地に出ていたのですが、
突然の雨に降られ、やっと捕まえたタクシーにずぶ濡れ5人が1台に乗るという無茶ぶりをしました。
飛行機に乗り遅れるかもしれない、、、というプレシャーからの無茶ぶり。
この時は決して安くなるから、という理由ではございません。が安くなったのは言うまでもありません。結果オーライ。

ホテルのロビーでバックを広げ、
濡れた黒髪をふく者は私達以外いませんでしたが、
へっちゃらなところはやはり女子の強いところです。





f0039406_15381149.jpg




いよいよスペインへ

noanoa 大塚泰子








by noanoa_labo | 2015-09-05 18:18 | noanoa あれこれ | Comments(0)