18日目 テンションあがるキッチン WEB家づくりセミナー

50日連続投稿を挑戦している建築家の大塚です。


18日目 「テンションあがるキッチン」についてお話したいと思います。


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↑中庭をみながらお料理できるキッチン


沢山のディテールが集約されているのがキッチンといってもいいでしょう。キッチンは料理の作りやすさをサポートするため台の高さから道具、調味料、小物のいれる場所、冷蔵庫や電子レンジ、トースター、炊飯ジャー、ジューサーパン焼き機など、、、家電も様々なものが集まっています。スペースとしては4.5畳くらいにこれらを配置することが多く、正直これができるかできないかで、料理時のテンションの上がり方が変わってきます。それとキッチンの見た目も美しく掃除がしやすいなど、レベルの高い要求です。



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↑キッチンまわりには吊戸をつけずサイドにたっぷり収納をつけました



でもそれはとてもいいことだと思います。

なぜならキッチンは料理をつくるためのアトリエだからです。お料理をつくるというのは沢山の行程があります。冷蔵庫から食料を取り出し洗って切ってざるにあげ、お鍋を取り出し、火をかけ水や油、調味料を用意し、火にかけたりします。そうしている間に洗わなくてはならない調理道具や食器がでてきて、さらにゴミもでてきます。こんなにすごいことを毎日毎日短時間、わずか4畳ほどのスペースでこなす人たちは「手に技をもっている」と言っても過言ではありません。これを何十年も渡って楽しんでいらっしゃる方にお会いすると尊敬してしまいます。お料理をする、ということは、不揃いの道具たちをきちんとしまい、食器を取り出したり片付けたり洗ったりする行為も含まれます。普通のことのように思えますがすごいことなのです。



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↑直接テラスに出れるので育てたハーブを摘んですぐにお料理できます


キッチンが美しいとテンションもあがり、お料理が義務的にやる家事とは思えなくなります。それは「モノづくり」に似ています。食べる人の笑顔をみたかったり、美味しい!と言われたくてお料理に夢中になります。それが家には必要だと思うのです。お仕事をしていて毎日のお料理が難しいという人でも週末のお料理を楽しむ、朝ごはんを楽しむという考え方も私は好きです(わたしはこのタイプです)。週末や朝だけは家族全員が集まって楽しい食事をする、というのも多いケースでしょう。どちらにせよ、テンション上がるキッチンで「しなきゃいけない家事」という枠から抜け出して、笑顔をつくる趣味としてのお料理を楽しみたいですね。


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↑壁面収納に電子レンジやオーブンをすっきり埋め込むアイランドキッチン






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↑梁やアクセントカラーでリビングと一体化させてカフェのように見せるキッチン


あ~、全然はなしきれない、、、キッチン奥が深すぎて楽しい。


今日はここまでです。


読んでくれてありがとう。
明日もここでお会いできたら嬉しいです。


☆おかげ様で15周年☆


by noanoa_labo | 2018-11-08 20:19 | 小さな家を成功させる法則 | Comments(0)

建築家大塚泰子の建築・家・暮らし・アート のこと


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