小さな家を成功させる法則・1

ノアノア空間工房の大塚です。
今日から9回に渡り、
「小さな家を成功させる法則」についてお伝えしていきます。

こういう題名の本が出回ってはいるけど
正直、法則というほど明確にお伝えできている本ってあまりないように思います。
それで本当にいいの?という感じ。

だから今回のこのミッション、
20年間、小さな家を考え、設計してきた大塚泰子が
かなり本気モードでお伝えしていきたいと思います。

さて、早速ですが、

1つ目の法則は「一石三鳥の空間づくり」です。

そうそう、1つ目の法則に入る前に、覚えておいて欲しいことがあります。

「家についての固定概念をなくす」
ということです。

私にとっての家ってなんだろう?
ということを一度考えてみて欲しいのです。
家づくりを成功させたいのなら、
これをしっかり心に留めておいてください。

これは特に小さな住宅いわゆる狭小住宅を
成功させるために絶対に外せないことです。

皆さんは「家」と聞いてどんなものを思い出しますか?
だいたいの方がハウスメーカーの広告にでているような
あの家たちを思い出していると思います。
でも本当にそれが「家」のイメージでいいのか?ちょっと疑問です。
イメージとして浮かんでしまうのは、目にすることが多く、
もしかしたらそのような家に住んだ経験もあるからかもしれません。

玄関があって
リビングがあって
ダイニングがあって
キッチンがあって
お風呂があって
洗面所があって
トイレがあって
寝室、子供室がある。

はい、これ全部あります、
収納もたっぷりありますよ~

というような家

もちろんこれが一般的です。
私ですら、街でよく見かけたり広告にあがっている住宅を
まずは想像してしまいます。

でも小さな家を成功させるためにはその概念を一度見なおさなくてはならない。



小さな家を成功させる法則・1_f0039406_22504143.jpg


例えば、
玄関がリビングになっても
テラスになっても
いいんじゃないか?という風に、、、。

柔軟な考えで家を考えていくと、
フレキシブルで
機能的で
魅力的な空間
一石三鳥の空間ができるのです。

小さな家を成功させる法則・1_f0039406_22554031.jpg

写真をみてもらうと分かるように、
普段は大きな玄関として使うのですが、
リビングでくつろぐときはリビング空間と一体となり、
玄関ドアを全開するとテラスとなるわけです。

こんな風に考えることで、
玄関の概念が靴脱場というだけでなくなることが
分かっていただけたと思います。

小さな住宅(狭小住宅)を成功させるための大きな一歩は
固定概念をなくしていくことにあります。
そして一石三鳥の空間を考えていくということがポイントとなります。

「小さな家を成功させる法則」1回目どうでしたか?
後悔しないような設計をして下さいね。

明日はブログお休みします。スミマセン。
次回は3月日 → 4日(金)です。
「小さな家を成功させる法則・2」をお楽しみに。

いつも読んでくれてありがとう。

大塚泰子

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by noanoa_labo | 2016-03-02 23:05 | 小さな家を成功させる法則 | Comments(0)

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