続・2畳のお部屋 ちっさいちっさい畳部屋

ブログ1ヶ月続投宣言した
小さな家を隅々まで愛する応援団長
ノアノア空間工房の大塚です。

残る6回となったこの企画。
ここまでくると逆にプレッシャーです。
最初はどうなることかと思っていましたが
今はこのブログを書くのが本当に楽しいです。
いつも読んでくれてありがとうございます。


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今回は反響の多かった、2畳のお部屋の続編として 
「ちっさいちっさい畳部屋」について更に詳しくお話したいと思います。

ご紹介する和室のある「小うさぎの家」は、なんと延床面積58.8㎡です。
わかりますか?このちいささ。
可愛らしい親しみを感じる面積です。
この小さな家にもちゃんとフレキシブルに使える畳部屋がとれるのです。
2畳なんですけれどもね。

でもね

何とも豊かな空間なのです。


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前回ブログ記事「2畳のお部屋」でもお話したように、
2畳+収納で収納の下にも畳をひくことで3畳分のスペースが取れる。
平面でばかり検討していると、こういうアイディアは出てきません。
空間で検討して有効利用をするのです。
2畳では脚を曲げないと寝れなくても3畳あればお布団しっかり敷けます。
脚は収納の下に入れればいいじゃん。という考え方。
私はアリだと思います。だって小さいのだから工夫しないと。

それとキッチンの近くの畳部屋のいいところは
客間としても
第2のリビングとしても
子供部屋としても
病気になった時の隔離部屋(笑)としても
利用できるところです。

最高なのです。


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空間は数字では語れません。
面積や何畳、という空間の捉え方で設計してはいけないのです。
数字で設計すると小さな住宅は失敗します。

法規的に取れる床面積は決まっている。
であればボリュームで考えて空間構成を考えていきましょう。

小さな住宅をもっと楽しく!

大塚泰子


ノアノア空間工房
03 6434 7401
tokyo@noanoa.cc

こちらにもたまに書いてます

by noanoa_labo | 2016-02-23 19:31 | 小うさぎの家 | Comments(0)

建築家大塚泰子の建築・家・暮らし・アート のこと


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