シンプルに生活する 1

こんにちは。
最近は、息子のカイト(1歳2ヶ月)を保育園へ預けるようになり
だいぶ自由に仕事ができるようになりました。
1歳になるまでは事務所に連れてきて何とかやっていましたが、
歩き始め自我が目覚め始めるとなかなか育児は大変なものですね。
あるお客様から「保育園に出すのも悪く無いですよ、社会性も身につくし」と背中を押していただき
待機児童組ではありますが、保育園に預けるようになりました。

最初はかわいそうと思っていましたが、
本人は毎日ご機嫌な様子なので、心配ではありますが良しとしています。
全然ダメだった離乳食も今はすごい食欲となり
食いしん坊のDNAは間違いなく受け継がれているようです。

さて今日は「シンプルに生活する」ということについて話したいと思います。
最近、小さな住宅についての執筆をしていて色々気づいたことがあります。
それはシンプルに生活することの大切さ、です。
これ、実際のところ、すごく難しいです。

シンプルな生活を極める為には3つのことをコントロールしなくてはならないことに気づきました。
まず1つに、物質的なもの。例えば物や空間といったもの、2つ目は時間、3つ目は精神性。

この3つを自分でしっかりコントロールできれば、シンプルに生活ができるようになると思います。
と偉そうにいう私は全然できていないのですが、、、
ただ、最近、そのことがよく分かるようになってきました。

そもそも、シンプルに生きることがなぜ大切か。
これを考えなくてはいけません。

シンプルに生きると心に余裕が生まれ、
芯がブレない生き方ができるのだと思います。これはなぜか。
自分を取り巻くモノ、時間、精神性がシンプルであればあるほど、自分らしさが増すからです。
(何度もいいますが私は発展途上の段階です)
自分の身辺や心の内面に何もない空間が必要で、その何もない空間をつくるには断捨離が必要となります。
断捨離を成功させるには自分自身を知らなくてはできませんよね。何が好きで何が嫌いか。そして本当に必要なものとは?
実はあまり好きでもない、めったに必要でないのに自分の周りにあるものって意外に多く、
そういった曖昧な嗜好性と判断の鈍さが物事を複雑にしているのかもしれません。

子供が生まれて最初は沢山のことをやらなくてはならないと、モノも多く買ってしまい心もパニック状態でした。
でも今は、本当に必要なものを意識してシンプルに考え生活しなくてはならない、と考えています。
ようするに、色々なことを割り切る勇気を持つ、ということです。
いらないモノはバンバン捨てていかないと都内の小さなスペースでは生活できませんし、動ける時間も限られています。
人との関わりあいも同じように、あまり好きでもない人と無理にお付き合いする必要はありません。
私の場合は、建築、という一本柱の周りに子供や自分の生活が付随しているので
ただただそれを極めればいい、という割り切り方です。

こんな風に考えるようになって
忙しい毎日が楽しくなってきて、以前より自分に芯が通るようになってきたように思えます。
まだまだ未熟者だし、シンプルを極めるところまで全然いってないのですが、
毎日の努力でもっとシンプルで魅力的な人間になりたいと思っています。

この題目についてはまだまだ沢山話したいことがあるので
この続きはまた次の機会に。
小さな住宅に住まうにあたってのシンプルな生活の重要性についてなど話したいと思います。

大塚泰子







by noanoa_labo | 2015-07-04 18:04 | マイブーム | Comments(0)

建築家大塚泰子の建築・家・暮らし・アート のこと


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